【外壁塗装】下塗り後に雨が降った!施工不良にはならない?

2023.11.10

福岡県で外壁塗装工事を承っております、澤野建装です。

外壁塗装は屋外で行われるため、雨が降ると工事が中断されることもよくあります。
それが下地処理の段階ならまだしも、塗装中の雨だと、不安に思う気持ちがあるかもしれません。
事実、塗料が乾かないうちに雨が降ってしまうと、流れてやり直しになります。

今回は下塗り後に雨が降ったときを中心に、仕上がりに問題はあるのか、などについて解説したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

■ そもそも下塗りとは?

外壁塗装は3回塗装を行いますが、最初に行われる塗装を「下塗り」といいます。
外壁塗装の質を決める大事な工程ともいえるでしょう。
この下塗りは「下塗り材」とよばれるものを使い、中塗り・上塗りで使用する塗料とは別ものです。
一般的にはフィラー、シーラー、プライマーという名称がついており、白・グレー、サビ止めは赤い色をしています。

下塗り材の機能は以下のようなものが上げられます。

【下塗りの機能】
・外壁が上塗り材を吸い込むのを防ぐ
・金属材のサビを防ぐ
・表面を滑らかにし、塗装しやすくなる
・上塗り材との密着を高める
・ひび割れのすきまを埋める

■ しっかり乾燥していれば問題なし

この下塗りの段階で雨が降ったらどうなるのでしょうか。
結論として、乾いていれば問題はないといえます。
塗料には、それぞれ守るべき乾燥時間がありますが、この乾燥時間が過ぎているなら、雨が降っても大丈夫でしょう。
ゴミが付着している時は、拭き取ってから次の工程に進むことになります。
季節によっては、たとえば冬だと気温が低く、乾燥に時間がかかるため、乾燥する前に雨で流れてしまうと、やり直しです。

指で触ると乾いていて、中が乾いていない状態だと小雨程度なら大丈夫、とする業者もいます。

■ 水性・油性によって乾燥時間は異なる

塗料には水性・油性の2種類があります。
塗料はそのままだと硬いので、水かシンナーなどの溶剤で希釈して塗装を行います。
水を使うのが水性、溶剤を使うのが油性、ということですね。
これらの希釈剤が、塗った後に揮発していくこと、塗膜が硬化していくことになります。

この水性・油性は揮発性の違いから、乾燥時間が異なり、油性のほうが早いです。
そのため、油性のほうが雨などのトラブルにやや強いといえるかもしれません。

ただ、油性のほうがニオイが気になるとして、一般的なお家だと、近隣に配慮して水性が使われることが多いです。

■ 乾かないまま塗装をすると?

もし、乾かないうちに塗装を続行すると、どうなるのでしょうか。
濡れたままで塗装すると、中に水やホコリが入り込むため塗料が薄まり、数年後に塗膜が剥がれることになります。
ほかにも色むらや浮き、気泡などがみられ、10年ほどもつはずだった塗装が無駄に終わってしまうでしょう。

良くない業者だと、工期を短くするために施工を進めるため、このような事態が起きやすいです。
塗装は乾燥を挟む必要があるので、すぐに次の工程に進もうとしていたら、危ないでしょう。

■ 工期は伸びる可能性

雨が降っても乾いていたら問題はありませんが、乾燥に時間が割かれるので、予定よりも工期は長くなるでしょう。
とくに雨の降る時期の施工だと、中断が相次ぐ可能性があります。
仕上がりを考慮すると、中断は仕方のないことなので、辛抱強く待つようにしてみてください。

なお、工期が伸びたからと言って、延長費用がかかることはありません。

■ 福岡県・山口県での外壁塗装は「澤野建装」にお任せください!

「澤野建装」は北九州市にございます塗装店です。
当方は丁寧な仕上がりを第一としておりますので、雨が降った際も適切な施工・フォローをいたします。
一級塗装技能士が施工を担当いたしますので、施工不良などの心配はございません。
また、大手工場の大規模塗装から、ドアや手すりのみなどの小規模な塗装まで対応しており、ちょっとしたご相談をいただいても大丈夫です。

福岡県・山口県で外壁塗装をお考えでしたら、お気軽にご相談・お見積りくださいませ。

お見積り・ご相談はこちら>>

■ まとめ

下塗り後に雨が降っていても、乾燥していれば仕上がりに差が出ることはないでしょう。
表面が濡れている場合は乾燥のために時間を空けるため、工期が伸びる可能性はあります。

PAGE
TOP