外壁塗装の塗り替え時期のサインとは?

2021.04.20

外壁塗装をいつ行えばいいか?と疑問に感じる方も多くいらっしゃるかと思います。
一般的に外壁塗装は10年に一度と言われていますが、劣化の状況により適正なタイミングは異なります。
そこで今回は、外壁塗装の劣化のサインをご紹介いたします。

■外壁塗装の劣化のサインを知るメリット
劣化が起きているときは外壁に何かしらの「サイン」が出ています。
劣化そのものが深刻化してしまう前に早めにサインに気づいて補修しておくと、建物の老朽化が防がれて家の寿命を延ばすことができるでしょう。

劣化は発生した初期の段階で補修することが肝心です。
劣化が進行するとダメージがひどくなるだけでなく、劣化が起きていない周りの部材まで広がることがあるためです。
もし劣化のサインに気づいて初期の段階で補修できれば、作業範囲も狭く費用も高額にならずに済みます。
しかし劣化のサインを見逃して補修を怠ると、簡単な作業で済んだはずの工事が思わぬ費用を発生させることがあります。

■塗外壁塗装の塗り替え時期のサイン

○チョーキング
チョーキング

外壁を手で触ると、白い粉がつきませんか?
それはチョーキングと呼ばれる現象で、外壁の塗膜が劣化してきている証拠です。

そのまま放置してしまうと、外壁が水分を吸ってしまい、コケやカビの発生・ひび割れに繋がる可能性もあります。
時間の経過とともに防水機能が低下していき、雨水が浸入しやすくなるため注意が必要です。

○クラック(ひび割れ)
ひび割れ

劣化症状の中でもすぐに目視で確認しやすいのが、外壁のひび割れです。
雨水は小さな割れ目からでも入りやすいため、この症状が出ている場合は、すぐえに塗り替えが必要です。

またクラックは、ヘアクラック・構造クラック・縁切れクラック・乾燥クラックと種類があります。
劣化の状況によって正しい工法を選ぶ必要があるため、ひび割れを見つけた場合はプロの塗装業者に依頼するようにしましょう。

○カビ・コケ
コケ

カビ・コケといった汚れは、外壁がもろくなりやすく、腐食が進むのはもちろん、外壁の剥離といった大きなトラブルに繋がりかねません。
中でもサイディング外壁のような凸凹のある外壁は要注意。
表面に水分が溜まりやすいため、塗膜の劣化によって汚れが発生しやすくなってしまいます。

どの症状も建物の耐久性を下げてしまうだけでなく、見た目も悪くしてしまいます。
こうした症状がでていれば、早めの塗り替えをご検討ください。

○サビ
サビ


住まいの外壁材が金属の場合や、外壁がサビる場合があります。

また外壁の近くに金属製のものがあると、サビが外壁に移ることも……。
そのまま放置すればするほど、サビは進行していきます。

○塗装の剥がれ・めくれ
塗装の剥がれ

表面が劣化した塗膜は、下地との気密性が失われ、塗装の剥がれやめくれを起こします。
そのまま放置していると、外壁に水分が染み込み、雨漏りの原因に発展します。
だからこそ早急な塗り替えが必要です。


○雨漏り・壁の染み

雨漏り

室内の天井にシミやカビが見られる場合は、外壁や屋根から雨水が浸入し、室内までに達している可能性があります。
この段階まで症状が進んでいる場合は、柱の腐食や骨組み部分が脆くなりかねないため、塗装工事だけでは対処できない場合も……

その場合は大規模な修繕工事が必要になり、工事費用も高額になる可能性があります。

本来は雨漏りが起こる前に、塗装工事を行い未然に防ぐのが理想です。
大規模な修繕工事が必要になる前に、少しでも外壁や屋根に異常が見られた場合は、早めの点検・修理を検討しましょう。

■住まいの情報を理解しておく
住まいの状態により、外壁の劣化スピートが異なります。
そのため、以下のような住まいの情報を把握することは重要です。
○経過件数を確認する
どんなおうちでも10年を境に、上記で説明したような症状が外壁のどこかしらに現れるということを念頭に置くべきでしょう。
日当たりのいい面はチョーキングしていますし、サイディングであれば目地も劣化しています。

○立地条件を知る
交通量の多い道路に面した住まいでは地盤の揺れが激しいことや、廃ガスによって換気口周辺が汚れやすいことが分かります。
プロでなくとも、塗り替えのサインを熟知した上でおうちを見渡せば、ある程度は外壁の症状の要因を予測することが可能です。
そのため立地条件によって、劣化の進行が異なることは頭に入れておきましょう。

■まとめ
今回は、外壁塗装の塗り替え時期のサインについてご紹介いたしました。
一般的に外壁塗装は10年に一度と言われていますが、劣化の状況によってはそれよりも早く外壁塗装を行わなければいけないこともあります。
劣化の進行は住まいの置かれている環境によっても異なります。
そのため、手遅れにならないためには、劣化の症状を知り日頃から外壁のセルフチェックを行うことが大切です。
劣化のサインが外壁に現れましたら、早めに外壁塗装をご検討ください。

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